オービックシーガルズJr.、意地の最終節白星！関東三連覇を全勝で飾る

gotonflkjfa
2 日前
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2025年12月21日（日）前日の冷たい雨のせいで冷え込んだ曇天の富士通スタジアム川崎。関東中学生アメリカンフットボール秋季公式戦・第5節の第二試合は、ここまで全勝のオービックシーガルズジュニアと、1敗で食らいつく佼成学園ロータスの一戦。関東三連覇を狙うシーガルズジュニア、優勝戦線に望みをつなぎたい佼成学園ロータス。ともに負けられない意地の激突となった。

■ 1Q：緊張感たっぷりの立ち上がり

試合は立ち上がりから緊張感たっぷり。

シーガルズジュニアの最初の攻撃シリーズ。パスドロップやスナップミスと“らしくない”ミスが続き、まさかの3＆アウト。返す佼成学園もオプションとパスで攻めるがファーストダウン更新には届かず、こちらも3＆アウト。両軍ともに最初のシリーズはパントで静かな幕開けとなる。

続くシーガルズジュニアの第二シリーズでは、RB#8のオプションラン、WR#18へのパスで前進。さらにSB#10のオプションで陣地を進めるも、佼成学園守備陣が踏ん張りここもパント。互いに譲らぬまま、第1Qは0-0、両軍ともに無得点。

■ 2Q：攻め手を探る両軍

攻め手を探る佼成学園は、RB#2への短いパスやスクリーン、WR#6へのショートパスで着実に敵陣へ。しかし痛恨のフォルススタートとQBサックが響き、このシリーズもパント。シーガルズジュニア守備陣も集中した守りを見せる。

後半に向け、何とか攻撃のテンポを掴んでおきたいシーガルズジュニアもRB#8のオプションやTE#87へのパスで敵陣に入るが、ここで前半終了。互いに一歩も引かず、前半は0-0のまま、スコアレスで折り返す。

■ 3Q：両者守備陣が踏ん張り続ける

後半最初の攻撃は佼成学園。RB#2、WR#6のプレーで攻撃権を更新し敵陣へ侵入するが、またもフォルススタートが響きパント。流れをつかみたいシーガルズジュニアは、RB#7のオプション、RB#8のゾーンで前進。TE#87へのパスで敵陣へ。さらにRB#7が25yd付近まで進めたところで3Q終了。依然としてスコアレスのまま試合は最終クオーターへ。

■ 4Q：ついに均衡破る

敵陣25ydから始まったシーガルズジュニアの攻撃。ここでWR#10へのパスでゴール前8ydへ。続くRB#7のダイブでゴール前4ydまで迫ると、最後はQB#5が3歩スラントルートを走ったWR#18へ落ち着いて4ydのタッチダウンパス！キックも成功し、シーガルズジュニアがついに7-0と試合を動かす。

しかし、ここで黙らないのが佼成学園。 WR#6へのパスでファーストダウンを更新すると、続いてスペシャルプレー・フリーフリッカー炸裂！サイドラインを駆け上がるRB#2へQB#12からロングパスが通り、一気に敵陣25ydへ。サイドラインと観客席の盛り上がりが後押しとなり、流れに乗った佼成学園。左サイドを縦に走るWR#8へQB#12から25ydのタッチダウンパスが成功。ただしキックは惜しくも失敗し、スコアは7-6。1点差に迫る。

■ 終盤の勝負を決めた“守備の2点”

何とかリードを広げるため追加点を狙うシーガルズジュニアはRB#7、#8のオプションやWR#10へのショベルで前進するもファーストダウン更新ならず。しかし中央付近からのパントが完璧に決まり、佼成学園を自陣ゴール前数インチへ押し込む。

逆転ドライブに望みをかけたかった佼成学園だが、ここでオービック守備陣が一気に勝負へ。ディフェンスライン陣の猛烈なラッシュで佼成学園を押し込み、値千金のセフティ！守備で貴重な2点を奪い、9-6とリードを広げた。

■ 最後の望みも届かず

試合時間わずか。佼成学園はDB#81が執念のインターセプトで攻撃権を奪取。中央付近から逆転を狙った最後のドライブに挑む。 WR#86、RB#2へのパスでじわじわ前進するが、シーガルズジュニアの守備陣が要所を締め切って得点を許さずそのまま試合終了。オービックシーガルズジュニア、9-6で勝利。見事“全勝”で関東三連覇を達成した。

オービックシーガルズジュニアは 2026年1月12日（祝）・富士通スタジアム川崎で開催される日本選手権で関西王者の啓明学院中学校セインツと日本一をかけて激突する。